インプラントという口腔外科治療は現在ではほとんどの人が知る治療になってきました。
ここでは審美歯科治療におけるインプラントについて書いています。
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インプラントについて
審美歯科では口腔外科に含まれる治療を行うこともあります。
ガミースマイルの治療で歯肉切除をする場合もそうですが、その他にインプラント治療がその1例です。
例えば何らかの原因で歯を抜いてしまった場合、歯の抜けた状態はあまり綺麗なものではありませんね。そういう場合は選択肢があり、義歯(入れ歯)にするか隣接する歯を削ってブリッジにするかインプラントをすることになります。
しかし義歯を入れるということは抵抗があるものですね。でも、できるだけ歯を削りたくないという方には、インプラントをお勧めします。また、現在義歯が入っているが針金が見えてしまうとかもっと自然な口元にしたいという方は、インプラントを複数埋め込むことでブリッジという固定式のものに替えることも可能かもしれません。
インプラントとは、顎の骨の中に直接チタンでできた人工の歯の根を埋め込む手術のことです。インプラントはこの数十年でかなり普及し一般的になってきました。インプラントをすることで他の歯を削ったりせずに自分の歯のような自然な歯と同じような状態を回復することができます。また、義歯の煩わしさや審美的な問題も回避できますし、なによりも美味しく食事をすることができると仰います。
インプラントをする場合の治療に要する期間は、半年から1年くらい見た方がよいようです。インプラントをする前に重要なCTやX線などの診断をし全身疾患の有無を調べ、それからオペに入ります。オペ自体は1時間半程度の時間で終わります。その後インプラントが顎の骨に固定するまで2~3ヶ月ほどおきます。
確実に歯とインプラントが結合できたことを確認したら、まずインプラントの土台になるアバットメントを装着します。それから型を取り、最終的なクラウンなどを入れます。もちろんクラウンは、噛み合わせの状態にもよりますが、ジルコニアセラミックやメタルボンド、ゴールドがお勧めです。ブリッジより少し時間はかかりますが、歯を削らずにすむインプラントは最近需要が急増しています。
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インプラント治療は1本当たり大体30万円から50万円とかなり高額です。ただしインプラント1本分の価格と、ジルコニアセラミックやメタルボンドのブリッジ複数歯数分とはそれほど差がないこともあります。ですからどちらを選択するかは、歯科医師との綿密な相談の末に決定することをお勧めします。
ただ、骨の厚みや丈夫さ、内科的な病気の有無、飲んでいるお薬、歯のお手入れをほとんどしない方、重度の歯周病の方などのリスクのある方にはインプラントはお勧めできないことがあります。また、インプラントをした後は、定期的なメンテナンスが必須です。長くインプラントを使っていくためには大切なことです。