審美歯科のいろいろなとらえ方。世間へのアプローチの仕方など。

審美歯科は、今現在ではまだ標榜できる正式な科目ではないようですが、そのためにいろいろな宣伝の仕方やとらえ方があるようです。
その部分をここで紹介します。

いろいろな審美歯科

審美歯科は標榜できる正式な科目ではありません。ですから広い意味でいろんなＰＲをしている医院があります。

例えば「ブライダル審美歯科」という名称で治療を行うところもあります。これは、結婚が決まった方が最高の結婚式を挙げたいと歯を綺麗にすることを目的としています。歯の色が気になる、歯並びが悪くて笑顔に自信がないなどの悩みを抱えている人はたくさんいらっしゃると思いますが、なにしろ時間がないのが結婚を控えた方の最大のネックです。そこで審美歯科では、短期間でできる最善の方法をアドバイスしてくれます。

歯を白くしたいという希望であれば、ホワイトニングが自分の歯をあまりいじらずに白くすることができます。ただしホワイトニングは、必ずしも希望の色になるとはいえません。ホワイトニングでは希望通りにならないけれど歯はあまり削りたくない場合は、ラミネートべニアならあまり歯に影響を与えず表面だけを希望の色で被せることができます。
また、既に被せ物をしていたり変色している歯がある場合は、オールセラミックやハイブリッドセラミックなどを使って被せ直すのもよいでしょう。

歯並びを綺麗にしたいという希望の時は、矯正か被せるかの選択になります。ただ、通常の矯正では数年かかることがありますので、必ずカウンセリングで想定できる期間も相談しましょう。短期で動く場合もありますから状態によっては半年くらいで効果が期待できることもあります。
最近は、裏側に装置を着ける矯正や義歯（入れ歯）のような装置を使って着脱可能な矯正方法もあります。もっと短期間で綺麗にしたいという場合は、被せて修正する方法が一番早いでしょう。ただし、歯を削る量が多いことや破損の可能性などのデメリットもありますので、始める前にきちんと説明を受けることをお勧めします。

その他に「リクルート審美歯科」や「男性向け歯科エステ」「若返り審美歯科」のような考え方もあります。このように審美歯科で行われている治療は、個々の理由や目的、悩みに対応できているのではないかといえますね。